ルーヴル美術館展 ― ルネサンス ―

パリへ行かずして、ルーヴル美術館が誇る至宝、そしてルネサンス期の傑作の数々を目の当たりにできる――本当に贅沢な時間でした。
絵画だけではなく、彫刻や素描なども充実していて、ルネサンスを生きた芸術家たちの飽くなき探究心と卓越した技術に改めて感動。
普段なかなか観ることのできない名品の数々に、息をのむような思いでした。
そして、展覧会も終盤に差しかかったところで出会った、レオナルド・ダ・ヴィンチの《ラ・ベル・フェロニエール》。
「彼女はいったい、誰を見ているのだろう」
「何を考えているのだろう」
そう思わせる、曖昧で奥行きのある眼差し。見る人によってさまざまな物語を想像できる表現は、のちの《モナ・リザ》にも通じる、ダ・ヴィンチならではの革新的なアプローチなのだそうです。
何百年もの時を超えて、今もなお見る人の心を惹きつけ、問いかけ続けているような一枚。
実際に目の前に立つと、生き生きとした肌の質感やその眼差しから離れられなくなるような、不思議な感覚に包まれました。

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